早産児行動評価(APIB :Assessment of Premature Infants’ Behavior)とは

 早産児行動評価(APIB)は、出産予定日から1か月頃までの早産児、ハイリスク児および正期産の新生児に適した神経行動学的評価であり、赤ちゃんの神経行動能力と発達状況を検査する評価法の一つです。主に正期産児を対象とするブラゼルトンの新生児行動評価(NBAS)を、Alsにより早産児や発達上のリスクを持つ新生児に適合するように開発された評価法です。新生児と検査者の相互作用を通して、中枢神経系の組織化の状態や受け入れられる刺激を評価することで,発達状況の評価や発達支援の方策を考案するために用いられています。赤ちゃんが環境や両親などと上手に関わることができるかどうかを、児の自律神経系(呼吸、皮膚の色、内臓)、運動系(緊張、動き、姿勢)、状態調整系(範囲、頑健性、移行パターン)、注意・相互作用系(頑健性、移行)、および自己調節(努力、成功)について観察・評価します。そしてその結果をもとに、児の成長や発達を促すためのより良い環境設定や看護ケア、育児の方法を考えることもできます。
 APIBは、早産児に対する操作としては、NBASと同じような手順で行われますが、その評価の質に関してはSynactive Theoryを根拠としており、主な6つのシステムスコアについて評価をするという特徴があります。(図)

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